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サンドアートライフ

北海道で活動するサンドアーティスト、森マサミチのブログです。

砂で絵を描くこと。好きなことから本当にやりたいことに変わったこと。

 

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人からよく「なぜ紙で絵を描かず、砂で絵を描くの?」と訊かれることがある。

紙で絵を描いたほうが、早くて簡単なのではないかと。

 

確かにそうだと僕も思う。

たとえば顔の輪郭を描くときなんかでも、紙やパソコンで描いたほうがしっかりと表現できるし、伝えたいことの幅もぐんと広がる。

 

だけど僕は砂で絵を描くことが好きだ。

面倒なことが多いし、紙と違って消しゴムで簡単に手直しができないことも多いけど、消そうと思えば一瞬で消えてしまう「砂絵の儚い美しさ」に、僕は魅了されたのだ。

 

 砂で絵を描くこと

昔から絵を描くことが好きだったけど、大人になるにつれて目の前の現実をただ処理するだけの日々をすごしていた。

 

そんな欝々としていたときに出会えたのが砂絵だった。

砂で絵を描くことをはじめたのは、今から約7ヶ月前──、去年の夏。

最初は近くに教えてくれる人もいないので、YouTube で海外のサンドアーティストの動画を観ながら、模倣することからはじめた。

 

それがどんどんのめり込んで、やがて「砂絵を描くことが好き」になった。

作品を制作するための集中力、そして楽しいと感じる気持ちが、欝々とした「心」を癒してくれた。

 

日本にもサンドアーティストと呼ばれる人たちがいて、日本各地で活躍している。

「いつか僕も公演がしてみたいな」

彼らが活躍する姿を観ていたら、いつしか自分のなかでそう思い始めた。

 

だから僕はとにかく稽古をした。

好きになったらとことんハマる性格なので、平日は仕事が終わってから約4時間、休日は8時間、とにかく稽古を続けた。

 

芸ごとに近道はなく、上達するには数をこなしていくしかない。

最近、そう感じることが多い。

 

好きなことから本当にやりたいことに

人は誰しも「好きなこと」をして生きている。

それがゲームでも、食べ歩きでも、なんでもいいけど、「それを仕事にしている」人は、この世の中にいったいどれくらいいるのだろうか?

 

これは子供のころの話だけど、「好きなことを仕事にできたらいいな」と考えたことがあった。

でもふと考えた、「僕の好きなことって、なんだろう」と思った。

 

それから自分の「好きなこと」を探す旅をはじめた。

車、旅、物書き、サーフィンなど、これまでいろんな「好きなこと」と出会ってきた。

そして長い年月が経ったけど、40歳になってはじめて「本当にやりたいこと」を見つけた。

 

それが、砂絵(サンドアート)だった。

 

 ▼ 砂で女性の顔を描いてみたよ

 

 

 4月に個展と講座を開催

自分が暮らす街で、4月に砂絵の写真展と講座を開催することになった。

元々は写真展だけの開催だったけど、市役所の担当の方から講座の要請があったからだ。

 

来年、僕は砂絵の活動を本格化させるために独立をする。

その地盤固めとして、講座の要請はとてもありがたいことだった。

 

「数年後の僕は何をしているのだろう」

 

ふとそう考えることがあるけれど、そんな未来のことなんて誰もわからない。

だからこそ、コロコロと足元に転がってきたチャンスを、一つ残らず掬い上げていきたい。

 

 

砂絵師・森マサミチ