現在から約13年前にカーコのサンドアートと出会い、挫折し、37歳から再び本格的にサンドアートをはじめてから、僕の人生はガラリと変わった。
2016年1月から本格的に地元以外での仕事をはじめ、映像制作、それまで旅行でしか行ったことのない福岡でサンドアートのお仕事、札幌でのサンドアート教室やイベント出演など、とにかくがむしゃらに走り続け、現在でも楽しい時間をすごせている。
とても当たり前のことだけど、どんな小さなお仕事でも全力で臨んできた。
アーティストとして僕を見込んでくれた方々からのお仕事だもの、身を削る勢いで仕事に臨まなくては失礼だ。
ジャッジが下される瞬間
たとえば映像制作。
何度も何度も描きなおし、ようやく納得のいく作品が完成する。
それをお客様にご提示すると、大体は「とても満足です!」といった答えが返ってくる。
全身全霊をかけて制作した作品にジャッジが下される瞬間。
この瞬間がいつも緊張するんだ。
あくまでも主役はお客様。
僕はそのジャッジをただ待つのみ。
やり直しは当たり前の世界。
何度も描いて消し描いては消しを繰り返す。
自分自身との戦い。
どこまで描けるのか?
さきほどの絵よりも、さらに良い絵が描けるのか?
そんな自問自答を心のなかで繰り返す。
それでも、「とても満足です!」と言われた瞬間にすべてが喜びに変わる。
あとは、ちゃんとお届けすることができて、上映当日を迎えることができれば僕の仕事は終わる。
チャンスの女神の前髪は短いから
なぜそこまで没頭できるのか?
以前、友人にそう訊かれたことがある。
だから僕はこう答えた。
チャンスの女神の前髪は短いからな、と。
成功へのチャンスは必ず誰にでも一度はやってくる。
でもそれを予測することは誰にもできない。
これだけネットが普及しているのだから、どこかで誰かが僕の作品を目にして、興味を抱いてくれるかもしれない。
だからこそ、いつ、いかなるときも「サンドアーティスト・森マサミチ」として恥じない砂の芸術を描いていきたい。
なにかを始めるのに年齢など関係ない。
過去など関係ない。
いくつになってもチャンスはある。
だからあなたにも巡り巡ってチャンスの女神が訪れたのなら、迷わずその短い前髪を掴んでほしい。
悔いのない人生を送るために。
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5月室蘭、8月札幌・福岡公演決定
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