サンドアートライフ

北海道で活動するサンドアーティスト、森マサミチのブログです。

パラレルキャリアのメリットデメリット

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パラレルキャリアってなに?


そう友人が訪ねてきたので、
「サラリーマンを辞める前に、サンドアートとサラリーマンを並行してやってたじゃない?それだよそれ」と簡単に答えておきましたが、概ね正解だと思います。


パラレルキャリアとは「本業を持っているが、余っている時間を使って第二の活動を行う働き方」です。

 

また、自身が行う全ての仕事に対し「本業と同じく、本気の気持ちで向き合う働き方」のことを「複業」と言う場合もあります。

 

現在は独立してサンドアート1本で食べているのでパラレルキャリアに該当しませんが、独立する前の約2年間はずっとパラレルキャリアを実践してました。
今日はそのパラレルキャリアについての記事です。

 

 パラレルキャリアとは?

そもそもパラレルキャリアとは経営学者のピーター・ファーディナンド・ドラッカーが著書「明日を支配するもの」で提唱した新しい生き方、働き方に対する考え方です。

 

「本業を持ちながら、第二の活動をすること」と言われたら、「空いた時間に副業をして小遣い稼ぎ」をイメージする人もいると思いますが、パラレル(parallel)とは「並列」という意味合いを持つので、ここでは副業ではなく「複数」の「複」を使った表現をします。

parallel
平行の、(…と)平行して、(事柄など)相等しい、相似する、並行する、(…と)相似して、一致して、対応して、並列の意味
weblio.jpより引用

 

また副業と違う点が「そもそも他から報酬を得ることを目的にしていない働き方」になりますが、定義そのものは、「ある意味広いのでは?」と僕は思います。


自分のスキルアップや夢の実現のために別の企業にも席を置く。

個人事業主として活動をする。また社会貢献活動(ボランティア活動)などもパラレルキャリアに含まれると先輩から聞いたことがありますよ、たしか。

 

パラレルキャリアのメリット

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パラレルキャリアのメリットはどんなものがあると思いますか?

ここでは僕が感じていたことをいくつかご紹介します。

自分の夢を実現させる

僕の場合は「プロのサンドアーティストになり、目の前の人を楽しませたい」という夢があり、それを実現することができました。

また現在はそれが本業にもなっています。

 

人脈が広がる

全国各地でライブステージがあるので、その都度新しい出会いがあります。

広告代理店、イベント業者、司会者、他のジャンルのプロのアーティストなどなど、一つにとらわれていては出会えなかった方との出会いが待っています。

 

本業へのモチベーションアップ

パラレルキャリアをする上で、あくまでも僕の場合ですが「個人事業主」という立ち位置で活動していたので、何かヘマをやらかしたらすべての責任は自分に降りかかってきます。

ですので常に真剣に取り組んでいるため、学ぶことも多い。

他人とのコミュニケーションやお金に対する考え方など、パラレルキャリアを通じていろんなスキルを吸収し、それを本業に活かすこともできました(僕は元々コミュニケーションが苦手でした)

 

起業を考えている人は準備ができる

僕は最初から起業を考えていたわけではなくて、あくまでも「パラレルキャリアでずっと行きたい」と考えていました。

収入もダブルなので、生活はとても楽になりますし。

しかし、思いのほかサンドアートのお仕事が忙しくなったこともあり、「このままではどちらもダメにしてしまう」と感じたため、最後は起業の道を選びました。

 

資金、取引先、信用、実績、人脈など。

或る程度の勢いをつけて起業したので、現在でもサンドアートだけで生活することができています。

また以前働いていた会社とも繋がりがあるので、安心して起業できた面もあります。

 

パラレルキャリアのデメリット

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パラレルキャリアのデメリットといっても、僕自身はパラレルキャリアを実践することをデメリットだと感じたことはありません。

しかし、「もしかしたらこれ、デメリットかもね」といった要素をいくつかまとめてみました。

 

自由な時間がなくなる

本業以外にも働くのですから、当然空いた時間は限られてきます。

平日は18時まで本業をやり、終わったらあとや土日でパラレルキャリアを実践する。

僕がサラリーマンを続けながらやってきたのは、この繰り返しです。

 

ですので、同僚と飲みに行くとかゲームをして遊ぶとか、それまで当たり前として使っていた余り時間を、すべてパラレルキャリアに回していました。

 

ただこのやり方を推奨するつもりはありません。

あくまでもこれは、僕のやり方です。

 

時間配分は、これから実践する方が好きなようにやればいいと思います。

誰かに強制されてやるものではないのですから。

 

ただ、時間は有効に使ったほうが良いに決まっていますから、そこに頭を悩ませるかもしれません。

 

資金がかかる

サンドアートを始める際には、機材などにお金がかかりました。

また地方のステージに立つ際は旅費交通費がかかりましたし、現在でもそれは変わりません。

 

パラレルキャリアで儲かっていけば収入から捻出することができますが、最初はボランティアでやっていたのですべて本業で稼いだ分から出してました。

でもそこは自分への投資と割り切ってました。

 

会社の規定に違反している

実は最初はコソコソ活動していたのですが、テレビや新聞に出たら上司にバレました!

ブログやHP、SNSもすべてバレました!

ただ僕の活動に理解ある上司だったので黙認していただき、その後は会社からも認めていただき、堂々と活動をしてきたわけです。

 

ただこれは僕の場合であり、これからパラレルキャリアを実践しようとしている方がすべてこれに当たるわけではありません。

 

働き改革により、大企業では副業(複業)を認めるケースも少しずつ増えてきましたが、まだまだ副業(複業)禁止の企業が多いの事実。

 

ただボランティアとして活動していくのであれば認められることもあるので、副業(複業)禁止の会社で働かれている方は、まずはボランティアから始めるのも良いかと思います。

 

 無理して会社を辞める必要はない

僕が会社を辞めたのは、「地方でのステージが重ねると、平気で2週間は出勤できなくなるため、その分、他の同僚たちに負担がかかり、巡っては会社に迷惑がかかるため」です。

 

「好きなことを仕事にしたいから」という理由だけで、あるいは「起業ブームだから」という理由で、計画性もなく現在の仕事を辞めてしまうのは危険な賭けです。

 

独立起業が悪いわけではありません。

僕も独立起業した側ですから。

 

ただ独立起業する前に、会社員として働きながら自分のなりたい姿を想定してパラレルキャリアを続け、本業以外の分野からも信用、信頼、実績を積み重ね、収入を得られるようになってから独立したほうが心身ともに安心して生きていけます。

 

最終的に人が不安になるのはお金です。

しかし会社を辞めてからも収入が入ってくるのであれば安心できます。

あとはその収入を枯らさないように、働けばいいだけですから。

 

会社でスキルを活かす道もある

会社員として働きながらパラレルキャリアを実践する。

そうすることで、パラレルキャリアで得たスキルを本業に活かすことが十分に可能です。

 

独立することがすべてではありません。

パラレルキャリアで得たスキルを本業に活かし、現在いる位置で活躍していく道もこれからの新しい働き方だと思います。

 

失敗から学んだこと

僕は13年前に一度起業をして失敗してます。

農産物の卸業でしたが、自分の至らなさから失敗し、債権者から罵倒され、後ろ指をさされ笑われたこともありました。

 

申し訳ない気持ちと悔しい気持ち。

ただそれよりも、家族がいたので暮らしていくためにはお金が必要でした。

 

借金があり、その支払いでお金がなく、真冬に家賃や光熱費も払えなくなり、大家さんや業者さんに何度も頭を下げて、住まわせていただいたこともありました。

 

「こんな生活に耐えられません」と、当時の妻と子供が家から出ていき、「もう自分には何も残っていない」と自殺を考えたこともありました。

 

それもこれも、自分の計画性のなさとお金が関連していますが、このような経験が現在の自分に活かされていると思います。

パラレルキャリアは新しい道を探すための切符

自分の現状を変えたい。

自分の夢を叶えたい。

などなど、新しい道を探したいと「自分探し」をしている方も多いと思います。

ただ何をするにしても、まずは自分から行動しなければ道はつくれないし、誰も手を貸してくれません。

 

新しいことを始めるのに、年齢など関係ありません。

会社に勤めているのであれば、まずは会社の規定に引っかからないようにしながら、パラレルキャリアを実践してみてはいかがでしょうか。